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木の恩恵

──こんにちは。今回は「木の恩恵」について、お話を伺っていきます。よろしくお願いします!

よろしくお願いします。

木がもたらす“ソフト面の恩恵”

──「木の恩恵」についてですが、前回お話しされていた“ソフト面の恩恵”というのが印象的でした。詳しく教えていただけますか?

はい。木や庭って、現代生活に絶対必要なものではないんですが、あると生活が豊かになりますよね。たとえば、夏場に木陰があると、涼しくて気持ちがいいんです。

今はクーラーがあるから快適に過ごせますが、やっぱり自然の木陰には、それとは違った柔らかさがあります。冷たさではクーラーの方が上ですけど、人工的な冷たさと違って、木陰の涼しさは優しいんです。

自然の木陰がくれる、やさしい涼しさ

──自然の涼しさって、どこかほっとしますよね。

そうですね。昔は涼を求めて生活場所を変えることもありましたけど、今の人には少し想像しづらいかもしれません。でもそれって、すごく豊かな時間の過ごし方だったと思うんです。

木陰に入ると、ただ涼しいだけでなく、気持ちも和らぎますよね。特に夏場は人って自然と「影」を求めるものなんだと思います。

木の蒸散作用が生み出す「天然のクーラー」

──人工的な日よけもありますが、やっぱり木陰の方が涼しく感じますよね。これは気のせいでしょうか?

気のせいじゃないと思います。木は呼吸していて、水分を放出しているので、木の下って実際に温度が下がるんですよ。

理科で習った“気化熱”という原理ですね。木が水分を蒸散することで、その周囲の空気が冷やされて、いわば天然のクーラーになっているんです。

──「天然のクーラー」って、すごく素敵な表現ですね。

そうですよね。しかも1本だけだと効果は限定的で、大きな木が何本もあると、さらに効果が増します。シンボルツリー1本では、むしろ木もしんどい思いをしてしまいますから。

涼しさだけじゃない、木がもたらす潤いと癒し

──木陰って、涼しさだけじゃなくて、潤いも感じられますよね。

そうなんです。木が水分を放出することで、そこに“潤い”が生まれます。水って人間にも植物にも必要不可欠で、潤いがあることで生き生きして見えるんですよね。

それに、水があるところでは「マイナスイオン」が発生するって言われてますよね。そういう意味でも、木のある環境はとても心地いいんです。

山の恵みが、やがて海の豊かさに

──そういえば、「山に木があるから海の幸が美味しくなる」っていう話を聞いたんですが、あれって本当なんですか?

はい、それも自然の循環の話です。雨が降って山にしみ込み、木が育つと栄養が土にたまります。その栄養が川に流れて、やがて海に届く。

そうすると、海のプランクトンが育ち、それを小魚が食べて…というように、結果的に魚介が豊かになるんです。逆に山が荒れて木がなければ、栄養のない水が流れてしまって、海も痩せてしまうんですよ。

自然はつながっている──山と海、そして人の暮らし

──自然ってつながってるんですね。山と海が遠くても、ちゃんとつながっている。

そうなんです。これって“ハード”じゃなく“ソフト”な恩恵ですよね。自然のバランスの中で、それぞれが影響し合っている。

緑の色がもたらす、安心感と癒し

──緑の色そのものも、人の気分にいい影響があるって聞いたことがあります。

ありますね。緑って目にも優しいし、心を落ち着かせる効果があるって言われています。運転しているときでも、道に緑があると落ち着くんですよね。

これがもし赤や青だったら、気になって逆に疲れちゃうかもしれません。やっぱり自然の色って、人にとって無意識に安心できるものなんだと思います。

木と共にある暮らしが、生み出す“豊かさ”

──最後に、「緑の良さ」について改めて教えていただけますか?

やっぱり、木があることで生まれる涼しさや潤い、そして自然とのつながりは、どれも“豊かさ”につながっていると思います。

日本では木造の家が多いですし、昔から自然と共に暮らしてきましたよね。人が自然を支配するのではなく、自然と共に生きていく。それが、暮らしを心地よくする秘訣なんじゃないでしょうか。

──今日も素敵なお話をありがとうございました。

ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。