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庭づくりブログ
春を知らせる花たち
―― それでは今回は「春を知らせる花たち」というテーマでお届けします。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
―― 春を知らせる花といえば、どんな木がありますか?
そうですね。日本人にとって一番なじみ深いのは、やはり梅でしょうか。松竹梅にも入っていますし、お正月飾りにも使われます。春の代表格ですね。

―― 梅ですね。
はい。そのほかにはこぶし、サンシュユ、ロウバイ。そして少し時期が進むと椿もあります。どれも春の訪れを感じさせてくれる花木です。
―― 椿といえば、愛媛県の県花ですよね。
そうですね。松山の椿神社や椿祭りも有名ですし、西条市内でいえば旧小松町も椿が町の花でした。昔からこの地域では親しまれてきた花ですね。
花の色にも、それぞれの個性
―― 梅はピンクのイメージがありますが、ほかの花はどんな色が多いのでしょうか?
そうですね。まず梅は、白や淡いピンク(薄紅)、濃いピンク・赤(紅色)がありますね。こぶしは白や淡いピンク系が多いです。椿は品種改良が盛んなので、赤・白・ピンクはもちろん、まだら模様など本当に種類が豊富です。
一方、ロウバイやサンシュユは黄色。

(今治市 藤山健康文化公園内のロウバイ 2026年2月8日撮影)
寒い時期に咲く黄色の花は、とても印象的です。
―― 黄色は目を引きますね。
そうなんです。特にロウバイは真冬の庭にやわらかな黄色を添えてくれる。控えめなのに、存在感があります。
モクレンも春の花木ですね。白や紫、黄金色に近い品種もあって、こぶしに近い雰囲気です。
咲く時期はいつ頃?
―― 具体的には、いつ頃から咲き始めますか?
ロウバイは12月〜1月。椿は12月~3月頃。梅が2月前後ですね。
最近は暖冬の影響もあって、梅が1月中に咲くこともあります。
こぶしやモクレン、サンシュユは3月。桜の前後に楽しめる花たちです。
―― 桜の前に楽しめるのがいいですね。
そうですね。春は桜だけではありません。実はその前から、庭では静かに春が始まっています。
―― その中で特にお好きな花はありますか?
やはり梅ですね。花も楽しめますし、実もなる。梅干しや梅ジュースといった楽しみもあります。
庭木としては、幹肌や枝ぶりにも味があります。
剪定によって枝が曲がり、個性的な姿になるのも魅力ですね。
―― なるほど、形まで楽しむんですね。
そうです。ロウバイも好きですね。寒い時期に咲くあの黄色。なんとも言えない美しさがあります。
梅の名所と、花より団子
西条市民の森には梅園がありますし、丹原や小松方面では梅まつりも開催されています。
ちなみに福岡の太宰府天満宮は梅で有名です。菅原道真公と梅の逸話もありますし、名物の「梅ヶ枝餅」もあります。
―― 花より団子ですね。
そうですね(笑)。
「春」という言葉の本当の意味
―― ところで「新春」という言葉、真冬なのに春とつきますよね。
今のお正月は西暦に基づいたもの。本来、日本の旧暦ではもう少し後が正月でした。
ちょうど寒さがやわらぎ、梅が咲き始める頃です。その時期こそ、本来の「春のはじまり」だったんですね。
だからお正月に“春”の字が使われる。言葉の背景を知ると、庭の景色の見え方も変わってきます。
庭から始まる春
春を知らせる花たちは、桜よりもひと足早く、静かに季節の移ろいを教えてくれます。
梅の凛とした花、ロウバイのやわらかな黄色、椿の艶やかな彩り。
庭に一本あるだけで、冬の終わりが楽しみになる。
そんな花木を、ぜひ身近な場所で探してみてください。
―― 本日はありがとうございました。
ありがとうございました。またよろしくお願いします。

PS:今治市 藤山健康文化公園の山茶花(サザンカ)。とても綺麗でした!(2026年2月8日撮影)
