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庭づくりブログ
梅雨を楽しむ ~西条・新居浜の紫陽花スポットもご紹介~
ーーそれでは、庭づくりブログ第3話、今回もよろしくお願いします!
よろしくお願いします。
ーーさて、今回は「梅雨を楽しむ」というテーマでお話を伺いたいと思います。ちょうど6月、雨の多い時期ですが、「なんとなく憂鬱…」と思ってしまう方も多いのではないでしょうか。でも、藤田社長が「雨を楽しむ」というお話をされていたのがとても印象的で、今日はぜひそのあたりを深掘りさせてください。
はい、お願いします。
雨音を「聴く」楽しみ
ーーまず、「雨を楽しむ」というのはどのような思いが込められているのでしょうか?単純に考えると濡れるのは嫌だな…って思いがちですが。
そうですね。私が言う「楽しむ」は、たとえば雨の音に耳をすませるとか、そういうことなんです。車の中に1人でいるときに、屋根にポツポツと当たる雨音を聞く。そういう時間が昔から好きでしたね。
ーーいいですね…音を「聴く」という感覚。
水たまりに落ちる音、屋根に当たる音、葉っぱから跳ね返る音…それぞれに違いがあって、耳を澄ますと結構楽しいんですよ。
雨に濡れた植物が持つ“本来の美しさ”
ーー雨に濡れた植物が、いつもよりも綺麗に見えるのも魅力的だと思います。
そうなんですよね。カラッとした晴れの日より、濡れてる時のほうが水々しく見える。雨で汚れが取れたように。私たちの業界では、濡れると「そのものの本質」が見えると言います。
ーー「濡れることで本質が見える」って、すごく素敵な言葉ですね。なんだかカッコイイです。
石なんかもそうで。濡れることで本来の色合いや質感がはっきり見えてくるんですよ。
ーー植物に限らず、石も…自然の素材って水と共鳴するんですね。
紫陽花の魅力と土壌との関係
ーー6月といえば、紫陽花の季節でもありますね。
そうですね。紫陽花は昔から梅雨の代表的な花です。母の日に合わせて花屋さんにもたくさん並んでいますよね。
ーー紫陽花って、青やピンクのイメージがありますけど、実際はどうなんでしょう?
もともとは、青が多いですね。日本が酸性土壌というのが理由ですが。土の酸性度によって花の色が変わるんですよ。理科の授業ではリトマス試験紙は酸性が赤でアルカリが青でしたけどね。(笑)
ーー土壌の違いが色に表れるんですね。面白い!
品種改良も進んでいて、実はたくさんの種類があるんですよ。日本古来のガクアジサイがヨーロッパに渡り、品種改良が盛んに行われました。今多く見られる丸いふわっとした紫陽花は、ヨーロッパからの逆輸入が多いんです。色も形も様々になりました。
(ガクアジサイ)
(西洋アジサイ)
ーーヨーロッパともそんな繋がりがあったのですね。
そうですね。植物の品種改良の歴史も面白いんですよ。
地元 西条・新居浜のあじさいスポット
ーー西条に、あじさいロードってあった気がするのですが。
ありました。今はちょっと様子が変わってしまったかもしれませんが、西条や新居浜の一部地域では、地域の方々があじさいを植えて管理されていました。
ーーそれは見ておきたいですね。地元の魅力の一つだと思います。
新居浜の上部エリアにある『あじさいロード山田』もたくさん咲いていますので、ぜひお勧めですね。ゆったりと歩きながら鑑賞したい方には西条の『ほたるの里・ほたるの泉』もお勧めですね。
ーー藤田社長に教えてもらったので、実際に行ってみました!
新居浜市山田町にある『あじさいロード山田』
遊歩道もあり、約7,000株植えられている紫陽花をゆっくり楽しむことができます!
平成7年に1人のおじいさんの手から植えられ、今年で30年とのことでした。
たくさんの方が訪れていて、一度は紫陽花を見に行って欲しいと思いました!
ーー西条市の『ほたるの里・ほたるの泉』についてもご紹介します♪
雨の日でしたが、
藤田社長が言われている通り、雨の日の花や緑ってほんとに美しい。
ゆったりと歩きながら鑑賞できるのもお勧めポイントです!
西条・新居浜での紫陽花スポットとして、参考になれると嬉しいです♪
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ほたるの里・ほたるの泉
(撮影時期:2025年6月11日)
あじさいロード山田
(撮影時期:2025年6月15日)
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梅雨は植物が“ぐんと育つ”季節
ーー最後に、梅雨って植物にとってどういう時期なんでしょうか?
やっぱり成長のきっかけになる大事な時期ですね。水をたくさん得られるし、気温も高い。日本の植物って四季に合った植物なので、梅雨の雨は本当にありがたいんです。
ーー雨の時期を前向きにとらえるヒントになりそうです。
ーー今日は「梅雨を楽しむ」というテーマで、雨音や紫陽花、濡れた植物の魅力についてお話を伺いました。「濡れると本質が見える」なんて名言までいただき、本当にありがとうございました!
ありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。