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庭づくりブログ

#植物紹介

桜について

こんにちは。それでは今回から、少しずつ「庭づくりブログ」を始めていきたいと思います。

弊社のブログでは1人が担当して書くというより、広報担当髙橋が社長の藤田に「お庭に関する疑問」や「植物について」などインタビューを実施して

ブログを見て頂ける方にとって有益な情報を発信していけるように進めていきます。皆さんの日常が少しでも豊かになれるきっかけになれると嬉しいです。

 

 第1回目のテーマは「」です。どうぞよろしくお願いします。

■ 桜といえば、やっぱり「ソメイヨシノ」

――桜といえば、有名な品種がありますよね。

そうですね。やはり一番知られているのは「ソメイヨシノ」でしょうか。

 

――やっぱり「ソメイヨシノ」なんですね。

はい、ソメイヨシノが代表的な品種です。ただ、桜にはソメイヨシノ以外にもさまざまな種類があるんですよ。

 

――そうなんですね。街中でよく見かけるのは、やっぱりソメイヨシノで合ってますか?

はい、そうです。街路樹や公園など、一般的によく植えられているのはソメイヨシノですね。一方で、山の方では「山桜(ヤマザクラ)」と呼ばれる桜が多く見られます。

 

■ 他にもある桜の種類

――他には、どんな桜があるんですか?

枝垂桜(シダレザクラ)」や「大島桜(オオシマザクラ)」、他にも「寒桜(カンザクラ)」などがあります。最近では寒桜もよく見かけるようになってきました。ただし、ソメイヨシノほど多くはありません。

 

――意外と種類があるんですね。枝垂桜って、枝が垂れてる桜ですよね?

はい、名前の通り、枝が下に垂れているのが特徴です。見た目でもすぐにわかりやすいですね。

――他の桜は、見分けるのが難しそうですね。

そうですね。実は私たち庭師でも、ぱっと見ただけでは判別が難しいことがあります。ただ、咲く時期や花の色の「濃淡」などで見分けることは可能です。

 

――なるほど。たとえば、ソメイヨシノはどんな色なんですか?

ソメイヨシノは、淡いピンク色をしていて、日本人が好む優しく柔らかい色合いです。

■ ソメイヨシノの寿命とルーツ

――ソメイヨシノって、寿命が50年くらいって聞いたことがあるんですけど、本当ですか?

実際には、必ずしも50年で枯れるというわけではありません。ですが、ソメイヨシノは品種改良された桜で、だいたい50年ほど経つと木が弱くなってきて、菌が入ったり、病気になりやすくなったりするので、枯れる原因にもなってきますそのため、「寿命は大体50年くらい」とよく言われます。中には60年、80年枯れなかったとも聞くことはあるので、多い説といったところです。

 

――ソメイヨシノって、いつ頃に生まれた桜なんですか?

江戸時代の末期、東京・駒込にあった「染井村(そめいむら)」で、植木職人たちによって生まれたとされています。「大島桜」「江戸彼岸(エドヒガン)」を掛け合わせて生まれたのが、ソメイヨシノです。

 

――へぇ〜。じゃあ、奈良の吉野山にある「吉野桜」と区別するために「ソメイヨシノ」と呼ばれるようになったんですね。

そうなんです。もともとは「吉野桜」として売られていたそうですが、奈良の吉野桜と区別するため、「染井村」の名前を取って「ソメイヨシノ」と呼ばれるようになりました。

■ 愛媛の桜「陽光桜(ようこうざくら)」

――愛媛にも、地元で作られた桜があるって聞いたことがあるんですが…

はい、戦後に高岡さんという方が「陽光桜(ようこうざくら)」という桜を品種改良して作られたという話があります。

――陽光桜…なんだか明るい名前ですね。

その名の通り、太陽の光のように鮮やかな、濃いピンク色の花を咲かせる桜です。とても綺麗ですよ。

 

――愛媛には多く植えられているんですか?

はい。高岡さんが東温市の方なので、東温市を中心に多く植えられていると思います。

■ 日本と桜の関係

――桜って、日本代表のラグビーチーム「桜ジャパン」みたいに、日本の象徴としても使われていますよね。

そうですね。桜は日本を象徴する花として、海外の方にも広く知られています。春には花見のために多くの外国人観光客も訪れますし、「日本=桜」というイメージが強くあります。

 

――なるほど。桜って、咲いている時ももちろん綺麗ですけど、散る姿も印象的ですよね。

おっしゃる通りです。特にソメイヨシノは、葉が出る前に花が咲き、花が散ったあとに葉が出てくる特徴があります。そのため、満開から散るまでの美しさは、特に感動を呼びます。

 

――潔く散る姿に、日本人らしさを感じるってよく言いますよね。

はい。「潔さ」や「儚さ」など、日本人の精神性や美徳を象徴する存在として、桜が大切にされてきた背景があると思います。

■最後に一言

――では最後に、今回のテーマ「桜」について、伝えたかったことを一言お願いします。

本来は「庭師の目線から見た桜」という切り口でお話しする予定だったんですが、話が少し広がってしまいました(笑)。でも、それだけ桜には魅力が詰まっているということを、少しでもお伝えできていたら嬉しいです。

 

――ありがとうございました。今後とも定期的に庭づくりブログを発信していきますので、どうぞ皆さん宜しくお願いいたします。

宜しくお願いいたします。

(西条アクアトピア周辺の桜)