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庭づくりブログ
天然芝と人工芝の違い
ーー本日は「天然芝と人工芝の違い」をテーマに、藤田社長にお話を伺います。よろしくお願いします。
お願いします。
天然芝と人工芝の大きな違いは「生き物かどうか」
ーーまず、天然芝と人工芝の違いというところでいくと、大きくどのような点が違うのでしょうか?
そうですね。まず人口芝は「生き物ではない」というところですよね。一つの素材で、いわゆる天然芝のイミテーションです。
そのため、一般的には芝刈りや水やりをしなくて済みます。芝生が伸びることもないので、その後の管理やメンテナンスがほとんどいらないというのが大きな特徴です。
ーー見た目についてはどうでしょうか?
人工芝は緑色のものが多いので、少し遠目に見ると青々とした芝生に見えます。最近では天然芝に似た雰囲気を出す人工芝もあり、非常に本物に近いものも出てきています。少し離れて見ると、天然芝と見間違えるようなものもありますね。

(左:天然芝 右:人口芝)
選ぶ基準は「芝生が欲しい理由」と「予算」
ーー天然芝と人工芝のどちらかを自宅の庭に施工したいとなった時、どのような基準で選ぶとよいでしょうか?
最初に、「なぜ芝生が欲しいのか」というところを考えていただきたいですね。それから予算です。
最初にある程度の予算をかけることができて、「忙しくて管理はなかなかできない。でも芝生のような緑の空間が欲しい」という方には、人工芝が選択肢に入ってくると思います。
天然芝に比べると人工芝は材料の値段が高く、施工にも手間がかかります。そのため、どうしても初期の費用感は大きくなります。
ーー天然芝の方が予算がかからないんですね。反対かと思っていました。
そうですね。もちろん施工する場所や土の状態など、いろいろな条件によりますが、同じような広さや条件で比べると、天然芝の方が初期費用は抑えやすいと思います。そこが最初に考えるポイントですね。
天然芝が向いているのは、自然との触れ合いを楽しみたい人
ーー人工芝と比べた時、どのような考え方や価値観を大切にしている方が天然芝に向いているのでしょうか?
やはり人工物ではなく、自然なものが好きな方ですね。植物が好きな方や、庭仕事が好きな方にも天然芝は向いています。
それから、ゴルフをされる方にも天然芝がいいと思います。ゴルフ場の芝も天然芝ですから、庭で練習をしたいという方にもおすすめです。
お子さんが庭でスポーツをしたり遊んだりする場合も、「生きているものに触れる」という意味で、天然芝をおすすめしたいところはありますね。
ーー天然芝は、最後は自然に還るというところも素敵だなと思います。人工芝はいずれ処分する必要がありますが、天然芝は自然の中で循環していく。自然を大切にするという点でも、天然芝には魅力がありますよね。
そうですね。自然なものなので、きれいに保とうと思うと、その分だけ管理は必要です。けれども、「少しくらい草が生えてもいいかな」というぐらいに、堅苦しく考えず気軽に付き合っていただくと、天然芝も育てやすく、長く楽しめると思います。
夏の暑さは?天然芝は熱を持ちにくい
ーー天然芝と人工芝では、夏の暑さにも違いがありますか?
ありますね。天然芝は水分を含んだ生き物なので、真夏でも人工芝ほど熱くなりにくいんです。一方、人工芝はどうしても熱を持ちやすい。最近は熱を持ちにくいとされる商品もありますが、それでも天然芝とは違います。
せっかく人工芝を張っても、真夏の昼間に子どもが裸足で遊べるか、ワンちゃんを放せるかというと、暑さによっては遊びづらいことがあります。芝生の表面だけを比べれば、天然芝の方が昼間でも過ごしやすいですね。
ーー芝生を張って、子どもやワンちゃんが遊べる庭にしたかったのに、暑くて使いづらいとなるともったいないですよね。天然芝なら、人工芝に比べてその心配が少ないということですね。
そうですね。もちろん真夏の炎天下で長時間遊ぶこと自体には注意が必要ですが、芝生の表面温度という点では、天然芝の方が過ごしやすいと思います。

管理の手間と、人工芝の耐久年数
ーー天然芝は生き物なので、水やりもしっかりしてあげる必要がありますよね?
そうですね。天然芝には水やりが必要です。特に芝生を張って根がつくまでは、乾燥させないように毎日しっかり水を与えていただく必要があります。根づいた後も、季節や天候に合わせた水やりや芝刈りなどの管理が必要です。
人工芝は生き物ではないので、水やりも芝刈りも必要ありません。日々の手間が少ないことは、人工芝の大きなメリットですね。
ーー人工芝は、一度施工すればずっと使えるのでしょうか?
半永久的に使えるものではありません。商品や使用環境にもよりますが、耐久年数の目安はおよそ10年から15年ほどです。その後どうするのか、張り替えるのか、処分するのかを考えておく必要があります。
撤去や処分には費用がかかりますし、人工芝は主にプラスチック素材なので、環境面についても考える必要がありますね。
人工芝が活躍する場所もある
ーーここまでのお話では天然芝の良さがよく分かりましたが、人工芝を選ぶ方がよい場所もありますか?
もちろんあります。人工芝の良いところは、土がない場所でも使えることです。コンクリートの上やベランダ、室内など、光が入らず天然芝が育たない場所にも施工できます。
例えば室内のスポーツ施設では、何もない床面よりも人工芝を使うことで、緑のある空間や運動しやすい環境をつくれます。場所によっては、当然人工芝の方が適していることもあります。

(人口芝のグラウンド)
ーー「室内だけれど緑が欲しい」「ベランダに芝生の雰囲気を取り入れたい」という時には、人工芝も選択肢になるということですね。
そうですね。人工芝が一概に駄目ということでも、おすすめしないということでもありません。ただ、植物として芝生が育つ場所であれば、ぜひ天然のものを選んでいただけたらと思っています。
芝生を、家族と自然に触れ合う場に
ーー旭林造園土木さんとして、そして藤田社長としても、天然芝が世の中に増えたらいいという思いはありますか?
そうですね。せっかく芝生を張るのであれば、天然芝を張っていただきたいという思いはあります。少し手間はかかりますが、以前もお話ししたように、家族で触れ合う場だったり、自分が体を動かす場だったり、そういう感覚で捉えていただきたいですね。
生活の中に生き物を取り入れることで、暮らしが少し華やかになるというか、日々の楽しみが増えると思います。
ーー天然芝を張ってみたい方は、以前の「芝生の張り方」の記事も参考にしていただきたいですね。今回の記事と合わせて読むことで、天然芝と人工芝の違いから、実際の施工方法まで知っていただけると思います。今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
まとめ
天然芝:初期費用を抑えやすく、夏に熱を持ちにくいことが特徴です。水やりや芝刈りなどの管理は必要ですが、自然との触れ合いや季節の変化を楽しめます。
人工芝:日々の水やりや芝刈りが不要で、コンクリートやベランダ、室内にも施工できます。一方で、初期費用、夏の暑さ、耐久年数や将来の処分も考えて選ぶ必要があります。
天然芝を自分で張ってみたい方は、こちらの記事もご覧ください。
天然芝と人工芝で迷っている方は、旭林造園土木へお気軽にご相談ください。お庭の環境や暮らし方、ご予算に合わせてご提案します。
