愛媛県西条市・新居浜市の
庭づくり・ガーデニングは旭林造園
お問い合わせ

Blog

庭づくりブログ

軽トラガーデンとは?|松山花園日曜市で感じた庭の魅力【愛媛県造園緑化事業協同組合】

ーー今日は、先日私も初めて見に行かせてもらった「軽トラガーデン」についてお話を伺っていきたいと思います。よろしくお願いします。

よろしくお願いします。


ーー松山花園日曜市で開催されたイベントで、藤田社長が所属されている造園組合の周年記念事業として「軽トラガーデン」を出展されていましたよね。まずは、どのようなイベントだったのか教えていただけますか?

はい。愛媛県造園緑化事業協同組合の周年記念事業の一環として行われたイベントでした。

私たち造園業のPR活動も兼ねて、「もっと身近に造園を感じてもらおう」という想いから企画されたんです。
その中で、軽トラックの荷台を使って庭を表現する「軽トラガーデン」という企画がありまして、参加できるメンバーで出展させていただきました。

「芽吹き」に込めた想い

ーー実際に3台の軽トラガーデンが並んでいて、それぞれ個性がありましたよね。
旭林造園土木さんのテーマは「芽吹き」だったと思うのですが、どういう想いからそのコンセプトになったのでしょうか?

そうですね。

やっぱりこの仕事をしていると、日々植物に触れるんです。
その中で感じる植物の神秘性というか、生命の力みたいなものを、少しでも感じてもらえたらいいなと思ったんですよね。

最近は、自然に触れる機会が減ってきていると思うんです。


ーー確かに、昔に比べると減っていますよね。

昔は子どもたちが裏山に入ったり、自然の中で遊んだりすることがもっと身近でしたからね。でも今は、危険だからと近づきにくくなった部分もあります。一方で、大人になるとキャンプや登山が人気だったり、自然を求める人は増えている。

だからこそ、街中でも少し非日常を感じられるような、自然の世界観を表現したいと思いました。


ーー作品の中には、“生命の循環”のような雰囲気も感じました。

そうですね。
木が朽ちて、また新しい命が生まれる。
人の命と同じように、自然も循環しているんですよね。

そういう“自然の営み”まで感じてもらえたらいいな、という想いで作りました。


軽トラの荷台に広がる、自由な表現

ーー実際に見て驚いたのが、軽トラの荷台って決して広くないじゃないですか。
でも、その限られた空間に本格的なお庭が作られていて、本当に衝撃でした。

そうですね(笑)。


ーーしかも、作品ごとに全然違いましたよね。
歩いている方も立ち止まって写真を撮っていたり、「綺麗!」って声を上げていたり。
「庭の魅力」を伝える、とてもいいコンテンツだなと感じました。

(愛媛県造園緑化事業共同組合  宇和島分会 様)

(宮岡緑地株式会社 様)

ありがとうございます。

もともと軽トラガーデンは、軽トラックの荷台という限られたスペースの中で、庭師の技術や表現を競うようなところから始まっているんです。


ーーそうなんですね。競技的な要素もあったんですね。

はい。
全国的には15〜20年くらい前から始まっていて、自分たちも10年ほど前から青年部活動の中で取り組んでいました。

わずか数時間で完成する庭づくり

ーー制作時間はどれくらいだったんですか?

今回は、前日までに必要な材料を揃えておいて、当日の朝7時半頃から制作を始めました。
完成まででいうと、2〜3時間くらいですね。

(弊社社員 塩﨑)

ーーあの作品を数時間で…。驚きです。

でもイベントなので、その日のうちに解体しました。


ーーあれだけの作品が一日限りというのは、なんだか儚いですね。

そうですね(笑)。
でも、イベントだからこその面白さでもあります。

普段の庭づくりとはまた違って、作り手それぞれが「表現したい世界観」を自由に出せる場所なんです。


庭は“広い場所”がなくても作れる

ーー軽トラガーデンを見て、「庭ってもっと自由なんだな」と感じました。
特に藤田社長の作品は高さもあって、軽トラの枠を超えていましたよね。

そうですね。
軽トラって横幅と奥行きは決まっているので、表現を広げようと思うと“上”に伸ばすんですよ。

全国ではもっと大胆な作品もたくさんありますよ。


ーーでも、それを見て思ったんです。
庭って広い場所がないと作れないわけじゃないんだな」って。

そうですね。
極端に言えば、一平米でも庭は作れます

中庭でも、玄関横でも、ちょっとしたスペースでも十分です。

京都の町家なんかも、広い庭ではなく小さな中庭が多いですからね。


暮らしに、小さな自然を

ーー大きな庭園はハードルが高くても、小さなスペースからなら取り入れやすいですよね。

そうですね。
ちょっとした空間に、自分の好きな植物や景色を作るだけでも、暮らしは豊かになると思います。

心の豊かさというか、“自然がそばにある暮らし”ですね。


ーー今回、軽トラガーデンを通して、「庭の可能性」がすごく広がった気がしました。

ぜひ、庭づくりに興味がある方にはチャレンジしてみてもらいたいですね。

はい。
自分で作るのも良いですし、プロに相談していただくのももちろん大歓迎です。

おわりに

軽トラの荷台という限られた空間の中に広がっていた、小さな自然の世界。

そこには、植物の力強さや、庭師の技術、そして「自然を身近に感じてほしい」という想いが込められていました

“庭”というと大きな空間を想像しがちですが、実はほんの小さなスペースからでも始めることができます。

暮らしの中に、少しだけ自然を取り入れてみる。
そんなきっかけとして、軽トラガーデンはたくさんの可能性を感じさせてくれるイベントでした。