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庭づくりブログ
梅雨を楽しむ。雨の日にこそ楽しめる庭の景色
今回のテーマは「梅雨を楽しむ」です。
まず、梅雨の時期になると、お庭にはどのような変化が見られますか?この時期ならではの魅力や楽しみ方を教えていただけたらと思います。
ちょうど昨日(6月2日)、四国地方も梅雨入りしましたね。
毎年この時期になると、「いつ梅雨に入るんだろう」って気になりますよね。なんとなくソワソワするというか。
植物にとって梅雨は大切な季節
植物にとっても、梅雨はすごく大事な時期なんです。
春先になると植物が目覚めて成長していきます。芽吹いて、新芽が伸びて、どんどん成長していく。そして気温が上がってくるこの時期に、梅雨があることで植物はさらに元気になります。
植物にとって梅雨というのは本当に大切なんですよね。雨がたくさん降ることで、植物が元気になっていく。
そういう意味では、植物にとって恵みの季節だと思います。春先に芽吹いて、4月頃にも少し雨が続く時期がありますよね。
5月は比較的晴れの日が続いて、そして6月になるとまた雨が降る。梅雨が明けると夏本番になる。
自然の流れの中で、ちゃんと意味のある季節なんだと思います。

雨に濡れることで、そのものの本質が見えてくる
雨の日だからこそ美しく見える植物や景色というのはあるのでしょうか?
ありますね。
「濡れることで、そのものの本質が見える」と言います。
雨が降らなくても、水をかけると分かるんですけど、そのものが本来持っている色が鮮明に見えるようになるんです。本来の色がはっきり見えることで、より美しく見える。
もちろん雨によってホコリや汚れが流されるということもあると思います。
でも、それ以上に濡れることで色味がはっきり見えるようになるんです。同じ緑でも、濃さや深さの違いが見えてくる。

そういう違いが分かることで、より綺麗に感じられるんですよね。
私も以前、藤田社長からそのお話を聞いてから意識して見るようになりました。
特に石ですね。
雨の日に石を見ると、普段とは全然違うんです。存在感もありますし、なんだか魅力的に見える。
それまで石をそんなに意識して見ることはなかったんですが、今では雨の日に見る石の美しさが分かるようになりました。木々や石の本来の美しさに触れることができるというのは、本当に雨の恵みだなと思います。
私自身も見方が変わりました。
西条市が誇る「青石」の魅力
少し余談になりますが、西条市には有名な青石があります。
全国的にも知られている石なんです。

(西条市のホタルの泉にある青石)
この青石がなぜ有名かというと、濡れた時の色が本当に綺麗なんですよ。乾いている時は少し白っぽく見えるんですが、水に濡れると青みがはっきり出てきます。
ブルーというか、独特の青色ですね。その青い石が周りにあることで、水までも綺麗に見えるんです。
昔から価値のある石として扱われてきた理由の一つですね。
今では地元にたくさんあるので見慣れてしまっていますが、本来はすごく魅力的な石なんです。青という色自体が少し神秘的なところもありますしね。
そういう意味でも、濡れることでそのものの本質がより綺麗に引き立つ。雨というのは、普段の景色に変化を与えてくれる存在だと思います。

雨の日は庭の表情が変わる
お庭があると、雨の日もまた違った楽しみ方ができそうですね。
そうですね。晴れの日と雨の日では、同じ庭でも全然違って見えます。曇りの日でも光の強さが違いますし、濡れることで見え方も大きく変わります。
それに、濡れることで枝葉が少し垂れるんです。普段は立っている葉っぱも、水を含むことで重みが出て垂れてくる。そうすると、普段目につかないものが見えてきたりするんですよ。
あとは雨粒や雫ですね。葉っぱの先から雫が落ちる様子。そういうものをぼんやり眺めるのもいいと思います。
水って生命にとって欠かせないものですから、人は本能的に惹かれる部分があるのかもしれません。

梅雨をネガティブに捉えず、変化を楽しむ
最後に、梅雨時期の庭を楽しむ上で、読者の皆さんへメッセージをお願いします。
そうですね。お庭を持っている方だったら、普段ホースで水やりをしていると思うんです。
でも雨が降ったら、「今日は水やりせんで済むからラッキー」ぐらいに思うこともありますよね(笑)。
それはありますね(笑)。
だけど逆に、水やりをしないことで少し時間ができます。忙しい方は別のことに時間を使ってもいいですし、余裕がある方は、その時間を使って庭を眺めてみてほしいんです。
家の中からでもいいので、落ち着いて外をぼんやり眺めてみる。そんな時間にしてもらってもいいと思います。
あと、雨がたくさん降ると、草花が植わっていなくても地面だけの場所で面白い変化が起こります。
意外と小さな川ができたりするんですよ。
小さな川ですか?それは面白そうですね。
そうなんです。
水は高いところから低いところへ流れるので、平らに見える場所でも急に小さな川ができたりします。コンクリートの上でも少し勾配があれば、水が流れている様子が見えます。
そういう水の流れを眺めるのも面白いと思います。
さらに、水が薄く張ることで、水盤のような状態になることもあります。
いわゆる「水鏡」です。
確かに、水鏡ですね。
普段は何もない場所でも、水が溜まることで景色が映り込む。有名な絶景写真なんかでもありますよね。
ああいう景色を身近な庭でも楽しめるんです。
雨が降ることで、いろんな表情が生まれる。
いろんな変化が生まれる。
普段は現れないものが現れてくるんです。
いい言葉ですね。
普段は現れないものが現れてくる。なんだか神秘的です。
それこそ梅雨をネガティブに捉えるのではなくて、雨の日だからこそ出会える景色を楽しむということですよね。
そうですね。
去年は「音」で梅雨を楽しむというお話をしましたが、今回は「見る」という視点のお話でした。
梅雨時期に限らず、雨が降ることで見えてくる景色があります。
そういう変化を楽しんでもらえたらと思います。
